episode04-7 朝がまた来る

「ってことで!cocoa sweet nightmare完結だよ兄貴!」

「なんで本編に出てこないお前がいんの?別にいいけどさ」

「知らないよ、僕だって来たくて来たわけじゃないし。兄貴が居るから来たんだし」

「あっそ……」

「座談会っていうかあとがきみたいなもんらしいからいいんじゃない?僕が居ても」

「んじゃあまず説明しとかねーとな、こいつは武蔵野森羅。諸事情で名字が違うけど俺の双子の弟な」

「顔的には兄貴とうり二つ!だけど兄貴が好きってことはナルシストになるのかな?どーだろ」

「じゃあお前、俺と自分比べればいいんじゃねーの?」

「10回中10回で兄貴を選ぶね」

「……なんか複雑だな」

「うれしいなら素直に言ってくれてもいいよー」

「つーかさっさと話し進めろよ、雑談で終わらせる気か」

「雑談でもいい気がするけどね。おっと!」

「どした?」

「これそーいえば兄貴と航輔が付き合う話じゃん。僕が語ったら不味いんじゃないの?」

「そりゃそうだけどお前と航輔どっちが大事かって聞かれたら答える自信ねーなあ」

「その答えを期待してたあ!」

「うわ、ちょ、おま!抱き着くな!」

「100点満点の回答どうも!僕はうれしいです!」

「航輔的には50点くれーだろーな」

「んー、でも大事な人、って思ってるならそれでいいんじゃない?」

「今はそうしとくか、って話進まねえ……」

「僕と兄貴が絡む話は会話文の比が違うらしいからね」

「裏話的なことするのはいいけど本編のにしろよ」

「そうだねー……作者は今回、頑張ってプロット書いたらしいんだよね」

「実にA4九枚分だと。昔に比べたら随分成長したもんだと思うよな」

「一番最初に書いた話は悲惨だったよね、ってこんな話もいらないね」

「誰も得しないしな」

「最初一枚につき2話の予定で18話までだったらしいね」

「結局19までいってんじゃねーか。まあ誤差っちゃ誤差だが」

「最後の告白に向かうまでの流れはなんだかんだ二話じゃ無理だったんだろうね」

「まあ場面の区切り的にもそうだな」

「あとそれとなーく作者が言いたくて仕方ないからここで僕が言ってあげるんだけど」

「なんだ?」

「冒頭のシーンは夢ってことは分かるよね?」

「直後のシーンは俺の目覚めだったしな」

「あと9話で同じように夢→目覚めみたいなシーンあるよね」

「こっちは航輔だな。これがどーかしたのか?」

「実はこのあたり、夢を見てるキャラと直後に目覚めが書かれてるキャラが違うんだけど、気づいた?」

「冒頭は航輔の夢で、9話のは俺の夢か……。俺のはともかく、航輔のはそもそも夢だってわからんだろ」

「それについてそれとなーくわかるかもしれないなくらいな描写があったりするんだけどここで全部言うのも作者の思い通りになるみたいでやだからやめとくね」

「なんだそれ……」

「次に、兄貴が見てた夢ってのはプロット書いたときは全く内容すらなかったってことなんだよね」

「言っちゃいけないとこなんじゃないのか、それ」

「ただ、兄貴が航輔に泊まりに来てもらうよう頼んだところは悪夢のせいになってるんだけど」

「ああ、悪夢でうなされるとは書いてあったけど内容は一切考えてなかったみたいだな、浅はかっつーか」

「ちょっと厨二チックな感じになったのは作者が厨二病だからだね」

「それは言っちゃいけないお約束だろ」

「最近は厨二病も個性みたいな感じじゃない?」

「あんまりひどい展開にしすぎなければいいと思うけどな」

「これはこれでちょっとひどい展開があったりなかったりね」

「?なんだ?」

「陸に電話かけるシーンと航輔に電話かけるシーンを比べればわかるけど、分かりやすく違うよね」

「陸のほうが目いっぱい緊張してやがるな」

「まあこれは信頼度の差が表れてるんだけど……分かりにくいよね」

「そもそもその二つが離れすぎてて思い出すに至らないな」

「対比が生まれない対比が多い印象だね」

「もうちょっとその辺は構成を考えとくべきだったな」

「初めて書いたんだし、そのあたりはちょっと大目に見ようよ」

「……ってことで、今日はもうこの辺にしとこうか」

「そろそろ更新間隔空きすぎて面倒なことになってるしな」

「じゃ、兄貴またね!」

「おう」

 

- after word -

2012-04-13

祝・完結!
武蔵野森羅と松木島世界は双子です。
なんか全然それっぽくないけどそうなんです。
苗字が違うのは諸事情のせいなんですが、そのうち明らかになると思います。では!